top of page
新城警備

BLOG


半年働いた警備員の実体験、あるあるをまとめてみました
警備員歴6ヶ月。 主な現場は、 インターネット工事 です。 バケット車と呼ばれる準中型車に自車でついていき、インターネット工事を発注したお客様宅まで同行します。 私たち警備員は、バケット車が停車した後、現場の交通誘導を行います。 約半年間の警備を通じて分かってきたこと、あるあるを警備員視点でまとめていきます。 あるある① 警備員、自車をどこに停めていいのか分からない問題 バケット車は多くの場合、お客様宅の前か、電柱の側に停車します。 そこから作業を開始するからです。 警備員は、邪魔にならない場所を見つけて車を停め、すぐにバケット車まで駆けつけて行き交通誘導を行います。 現場付近が広い道路だったり、車通りの少ない道路だったら平和です。 しかし逆に、狭い道路だったり、交通量の多い道路だった場合、警備員は大忙しです。 自分の車を降りるやいなや、バケット車の影響で流れの悪くなった交通を、急いで正常に戻さなければなりません。 大切なことは、現場についた時、いかにすばやく自車を安全な場所に停められるかです。 だいたい初めて行く場所ばかりなので、行き当たりばっ
sinsirokeibi
11月28日


「あの人、ずっと立ってるけど大丈夫?」――警備員の“知られざる一日”
朝の通勤途中、商業施設や工事現場の前で見かける警備員。「いつも立ってるけど、大丈夫なのかな?」そんな素朴な疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。今回は、ある交通誘導警備員の“一日”を時間軸で追いながら、その裏側をのぞいてみましょう。 🕕 6:00 起床 — まずは体調チェックから 朝は早い?現場によっては7時30分集合も珍しくありません。6時に目覚ましを止めたら、まずは体調確認。少しでも「だるい」「熱っぽい」と感じたら、会社に報告するのが鉄則です。無理をして現場に出ると、集中力が落ちて事故の原因にもなります。 軽い朝食をとり、制服に着替えて出発。夏は水筒、冬はカイロと防寒具を忘れずに。 🕖 7:30 出勤・現場到着 — 点呼と打ち合わせ 会社に寄る必要がない場合、現場へ直行。早めに到着し、現場責任者との打ち合わせをします。「今日の作業内容」「車両の出入り」「通行人の動線」「危険箇所」などを確認。工事現場での警備なら、作業車の動きを確認し、警備位置を臨機応変に変えることも。また地図を見たりしながら立ち位置を確認し、合図の取り方も打ち合わせます
sinsirokeibi
11月14日


怒るより、伝える ― 注意の仕方でチームは変わる
「注意するのは苦手だ」と思う人は、多いのではないでしょうか。 特に相手が年上だったり、長年の経験を持つ人だったりすると、余計に言葉を選びます。 私も現場で、そんな場面を何度も経験してきました。 新城警備には、さまざまなスタッフがおります。 動画などでも紹介しておりますように、70代・80代のスタッフがいます。 自分よりも3回り以上年上のスタッフと同じ現場で警備をします。 皆さんとても穏やかで人の良い方が多いです。 しかし時々、動作や立ち位置など、安全上気になる点もあります。 若い私が注意する立場になるのは、正直やりづらい。 でも、現場の安全を守るためには伝えなければならない。 そう思い、試行錯誤しながら声をかけました。 最初のうちは、「そこは違います」「もう少し前に出てください」と、いわゆる“注意の言葉”が中心でした。 しかし、そうした声かけによって相手の表情が少し曇るのが分かりました。 一体どうしたら良かったのだろう。 家で悶々と考え、たどり着いた答えは、「自分の言い方を変えること」でした。 「あれ、今の誘導、すごくスムーズでしたね」...
sinsirokeibi
11月11日


現場の猫が一番交通ルールを守っている説
警備の仕事をしていると、いろんな人の動きを見ることになります。 作業員の動き、通行人の歩き方、車の流れ――。 毎日見ていると、だんだん「動きのクセ」みたいなものが分かってくるものです。 そんな中で、ふと思うことがあります。 「この現場で一番交通ルールを守っているの、もしかして猫じゃないか?」 ということです。 猫は、車の流れをちゃんと見ています。 無理に渡らず、車が止まってから静かに横断する。 それでいて、止まった車の運転手にも一応目線を送る。 まるで「お先にどうぞ」と言っているかのようです。 こちらが旗を振って誘導していても、猫だけは焦らず、慌てず、じっと様子をうかがってから動き出します。 人間よりも慎重で、ある意味“安全第一”です。 一方で、人間の方がよほど危なっかしいときがあります。 「急いでいるから」と横断を強行する人、スマホを見ながら車の前を横切る人。 中には、こちらが旗を振って止めているのに、そのまま通ろうとする人もいます。 そんなとき、ふと猫を見て「この猫を見習ってほしいな」と思うことがあるのです。 もちろん、猫はルールを知っている
sinsirokeibi
11月10日


「安全第一」と言うけれど、いちばん難しいのは“安全の定義”かもしれない
現場ではよく、「安全第一でいこう」という言葉を耳にします。 工事現場でも、警備の打ち合わせでも、必ずと言っていいほど最初に出てくる言葉です。 けれど時々思うのです。 “安全”とは、いったい何を指しているのだろうか。 たとえば交通誘導中。 車を止めることが安全なのか。 それとも、止めすぎずスムーズに流すことが安全なのか。 状況によって答えは変わります。 安全は、誰か一人の基準で決まるものではなく、 周囲の動きとの“バランス”の中で成り立つ ものだと感じます。 「安全第一」という言葉を正しく使うなら、それは**“まず考えるのは安全である”**という意味のはずです。 決して「安全を最優先にすれば何をしてもいい」ということではありません。 現場では、安全を守りながらも作業を進めなければなりません。 「止める」と「動かす」の間にある判断こそが、実は一番難しい部分です。 たとえば、車のドライバーを長く待たせすぎると、イライラして急発進することがあります。 それは別の危険を生みます。 逆に、流しすぎても歩行者が危ない。 つまり、 安全は“静止”ではなく“調整”
sinsirokeibi
11月7日


旗を振ることが仕事ではない ― 目的と方法を取り違えないために
警備員の仕事の目的は、現場の安全を守ることです。 そして、その安全を確保することで、作業員の方が安心して作業できるように、間接的に支えることでもあります。 私たちは「現場を止めないために、現場を守る」――それが警備の本質だと感じています。 そのための 方法 として、時には車を停め、時には車を流します。 周囲の状況を見ながら、どの瞬間にどちらが安全かを判断する。それが警備員に求められる大事な役割です。 しかし現場で時々気になるのは、「やたらと白旗を振って誘導する警備員」です。 中には、「旗を振ることが仕事」だと勘違いしているのではないかと思う場面もあります。 もちろん、旗を使った合図は誘導の基本です。 ただしそれは 目的ではなく、方法 です。 旗を振ることそのものが仕事ではありません。 旗を振ることで「何を伝えたいのか」「誰をどう動かしたいのか」――そこまで考えて初めて、旗の意味が生まれます。 目的を意識しないまま旗を振っても、動作は派手でも、効果は薄くなってしまうものです。 この「目的と方法を取り違える」現象は、実は警備に限った話ではありません。
sinsirokeibi
11月4日


黒い煙を見た日 ― 警備中に火災を目撃して感じたこと
警備の仕事をしていると、日常の中に「非日常」が突然割り込んでくることがあります。 先日、勤務中にそんな瞬間に遭遇しました。 いつものように現場周辺の安全を見守っていると、遠くの空に黒い煙が上がっているのが見えたのです。 最初は工事の煙かと思いましたが、煙の勢いが次第に強くなり、ただ事ではないと感じました。 私は作業員の方に断りを入れた上で、すぐに119番通報を行いました。 通報は初めての経験で緊張しましたが、交通誘導警備2級の試験で学んだ「緊急時の対応」や「通報時の伝え方」を思い出しながら、落ち着いて状況を説明できたと思います。 こうした訓練の大切さを、あらためて実感しました。 現場周辺では、火災に気づいた人たちがさまざまな反応を見せていました。 散歩のコースを変えて現場に向かおうとする人、気にはなりつつも「少し遠いから」とそのまま引き返す人、さらには家から出てきて黒煙を眺め、子どもを連れて車で近くまで行こうとする人もいました。 人の反応は本当にいろいろだと感じます。 火の手が上がった方向には、住宅がいくつも建っているようでした。...
sinsirokeibi
10月30日


交通誘導警備員の“知られざる特技”
「警備員って、立っているだけでしょ?」――こんな誤解を耳にすることがあります。でも、実際に現場で働く警備員は、立つだけどころか、毎日さまざまな“特技”を駆使しています。 今回は、交通誘導警備員の知られざる特技や、日常あるあるをユーモアを交えてご紹介します。 ■ 特技① 視線だけで車の流れを読む 警備員の目は、ただの観察ではありません。「この車は止まるか、渡るか」――ほんの一瞬で判断し、次の指示に反映させます。 猛スピードで交差点に進入してくる車も、歩行者も、目線や運転の癖を読み取り、事故を未然に防ぐ能力は、まさに“超能力”。 ■ 特技② 天候に負けない体力 雨・雪・猛暑・極寒。警備員は毎日、過酷な環境で働きます。立ちっぱなし、歩きっぱなしは当たり前で、集中力を保ちながら1日を乗り切るのは簡単ではありません。 そのため、警備員は知らず知らずのうちに“サバイバル能力”も身につきます。傘やカッパをうまく使い、滑りやすい路面でも転ばずに立ち回る技術は、まさに日常の忍者です。 ■ 特技③ 人間観察力 交通誘導警備員は、車と歩行者の動きを瞬時に読みます。特に
sinsirokeibi
10月29日


交通誘導をしているとき、うれしい瞬間があります
私たちは交通誘導の仕事をしています。 工事現場や駐車場の出入り口などで、車や歩行者の方を安全に通すのが日々の仕事です。 雨の日も、暑い日も、風の強い日もありますが、無事に一日を終えられると、それだけでほっとします。 そんな中でよく感じるのが、 「皆さん、どうすればいいのか少し迷っているんだろうな」ということです。 「黙って通るのもなんだか悪い気がする」 「でも、お辞儀をするほどでもないし……」 そんなふうに思っている方、実はけっこう多いのではないでしょうか。 こちらから見ていても、そういう“迷い”が伝わってくることがあります。 目が合って、ちょっと戸惑いながら通り過ぎていく ――そんな姿を見ると、なんだかこちらも微笑ましい気持ちになります。 実は、それだけでもうれしいんです。 見てくれている、気にかけてくれている――私たちはそれだけで十分です。 でも、もし「ありがとう」という思いをちょっとだけ形にしたいと思ったら、 軽く手をあげてくれるだけで、すごくありがたいです。 手をひらっと上げる、あるいは車の中なら指先を少し動かすくらいでも大丈夫です。..
sinsirokeibi
10月28日


赤い棒で人生変わる!? 交通誘導警備員あるある
「警備員って、立ってるだけでしょ?」――そんな言葉を聞いたことがある人、意外と多いのではないでしょうか。 でも実際に交通誘導の現場に立つと、赤い棒一つで、車も歩行者も動かす“指揮官”になっている自分に気づきます。今日は、そんな交通誘導警備員の日常あるあるをご紹介します。 ■ あるある① 信号より目立つ赤い棒 信号機がある交差点でも、赤い棒を持つと不思議なことに車は止まります。ドライバーは「信号も見えるのに、なんで止まるんだろう?」と疑問に思いつつも、従順に止まるのが常。 警備員にとって赤い棒は魔法の杖。この一本で交通を操る達成感は、日常生活では味わえません。 ■ あるある② 「歩行者の誘導って簡単そう」と思われがち 「ちょっと棒振るだけでしょ?」友人や家族からよく言われますが、甘く見てはいけません。 実際は、車の流れ、歩行者の速度、工事車両の動き、天候や光の反射…すべてを瞬時に判断しながら動かす必要があります。 赤信号を無視しそうな自転車、スマホを見ながら渡ろうとする学生、そして猛スピードのトラック…まさに「目を光らせる忍者」状態です。 ■ ある
sinsirokeibi
10月23日


「警備員」――世間のイメージと実際~見えているのは一部だけ。本当の交通誘導の世界とは?~
■ 「立ってるだけでしょ?」──そんな言葉を耳にするけれど 「警備員さんって、ずっと立ってるだけで楽そう」──こんな言葉を、一度は聞いたことがあるかもしれません。 確かに、工事現場や駐車場で赤い誘導棒を振っている姿を見ると、単純な仕事のように見えるかもしれません。 でも、実際に現場で働く人たちの声を聞くと、「立っている」どころか、“立ちながら常に考えている”のが警備員という職業です。 歩行者、自転車、車、工事車両──。どれか1つの動きを誤ると、事故につながる。一瞬の判断で人の命を守る仕事、それが交通誘導警備なのです。 ■ 「交通誘導警備員」は日本中に必要な存在 全国の警備員は、約58万人(2024年時点)。そのうち 半数以上 が交通誘導を中心とした「第2号警備業務」に従事しています。 つまり、日本の道路や街づくりを支えているのは、表に出ない“青い制服のプロたち”です。 ビル建設、道路工事、イベント会場、駐車場、学校の改修工事…。彼らがいなければ、トラックが安全に出入りできず、歩行者の安全も守れません。 特に都市部では、 工事よりも「交通整理」こそ
sinsirokeibi
10月21日


新人警備員にインタビュー――Youは何しに新城警備に?
先日の記事でもお伝えしたように、新城警備には8月と9月に、新たなスタッフが加わりました。 また現在でも引き続き、スタッフの方を募集しております。 興味のある方は、ホームページの お問い合わせフォーム または直接お電話(0536-25-1808)ください。...
sinsirokeibi
10月3日


新人教育で再発見した【意外と気づかれない】交通誘導の危険ポイント
新城警備では8月と9月にそれぞれ新しいスタッフが加わり、所定の教育を受け、それぞれ現場で活動しています。 筆者も新人教育をしながら、改めて 多くの警備員が陥る危険なポイント が浮き彫りになったため、記事にしてみました。 ぜひ最後までご覧ください。...
sinsirokeibi
10月2日


【一覧】交通誘導2級に合格後、必要な9つの書類について
先日、交通誘導2級に合格したことを報告いたしました。 交通誘導2級に合格した場合、次に行うことは 「合格証明書」の交付申請です。 この交付申請のために必要な書類が 全部で9種類 もあります。 合格発表後に集めてもよいのですが、どうしても時間がかかってしまうため、できるだけ事...
sinsirokeibi
9月24日


【交通誘導2級】結果が出ました。気になる合格率は何と・・・
先日書いたとおり、筆者は8月に交通誘導2級の検定試験を受けました。 新幹線と電車を乗り継ぎ、はるばる東へ。 事前講習からしっかりと受講し、最終日に実技と学科の試験を受けるなど、合計4日間を費やしました。 その結果がついに、9月に発表されました。 結果はなんと・・・...
sinsirokeibi
9月19日


空調服が直りました!
先日の記事で書きましたが、 空調服が壊れました。 片側のファンの羽根が欠けてしまい、ファンが回らなくなる事態に・・・。 そこで購入したサイトへ連絡をすると、 「初期不良の可能性があるので、交換します」と寛大なご対応をしていただけることに!...
sinsirokeibi
9月17日


感謝をされる警備員、悪態をつかれる警備員
最近、ふと思うことがあります。 警備の仕事中に、ドライバーや歩行者の方から「ありがとう」と言われることが増えたような気がします。 「警備員は、謝ることも仕事です」という言葉は、いつかの講習会で聞いたフレーズです。 どれだけ一生懸命頑張っても、どれだけ誠実に取り組んでも、心無...
sinsirokeibi
9月4日


空調服が壊れました・・・!
連日猛暑が続きますが、日々熱中症対策に励み、毎日現場に出ております。 しかし最近、愛用していた空調服が まさかの故障する事態に・・・! 気づいたのは警備の最中。 車の誘導中は、必死になっているため、故障や違和感に気づけませんでしたが、車の流れが一段落した時に、ふと...
sinsirokeibi
9月2日


【続・検定挑戦】交通誘導2級の試験を受けました
以前も書きましたが、筆者は現在交通誘導2級の取得を目指しています。 前回の事前講習に続き、今回は本講習、試験を受けた時のことを書いていきます。 本講習では、 学科の講習 を主に行いました。 事前講習でも試験におけるポイントをたくさん示されたのですが、この本講習でも同じように...
sinsirokeibi
8月29日


空調服を1ヶ月着てみて分かったこと
先月の記事で紹介した 空調服を1ヶ月着てみて分かったこと があります。 これから空調服を購入される方の、空調服選びの参考になればと思います。 ①涼しさへの過度な期待は厳禁 空調服を購入し、その場で着てみた時は、とても涼しく感じました。...
sinsirokeibi
8月25日



bottom of page