top of page

分かりにくい交通誘導が多いのはなぜか

  • sinsirokeibi
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

皆さんはこれまで、工事現場や片側交互通行の場所で、「この誘導、どっち?」「進んでいいの? それとも止まるの?」と戸惑った経験はありませんか。


前の車が急にブレーキを踏んだり、自分も反射的に減速したり。一瞬の判断を迫られる場面で、誘導が分かりにくいと、それだけで不安になります。


実は、そうした悩ませるような誘導は、警備員側に原因があるケースも少なくありません。


本来、交通誘導警備員の仕事は、ドライバーを迷わせないこと。迷いが生じている時点で、どこかに問題が潜んでいる可能性があります。


分かりにくい誘導の代表例が、不要なブレーキを踏まされる場面です。


対向車は見当たらない。道路も空いている。それなのに、前方の警備員が赤旗を出したため、やむなく減速。


「このまま停止かな」と思った次の瞬間、今度は白旗で「進め」の合図。結局、止まる必要はなかったようにも見える。


こんな場面に遭遇すると、「一体、なぜ減速させられたのだろう?」「最初から進ませてくれればよかったのでは?」と、腑に落ちない気持ちが残ります。


実はこの現象、警備員の判断の遅れ経験不足が原因で起きていることがあります。


一部の警備員の中には、「とりあえず赤旗を出しておけば安全だろう」という考え方をしてしまう人がいます。


赤旗を出しながら、相方の警備員の動きを確認する。あるいは、対向車の有無を再確認する。その後、「大丈夫そうだ」と判断して白旗を出す。


警備員本人にとっては、「確認してから進ませている」という意識なのかもしれません。

しかし、ドライバーから見るとどうでしょうか。


・赤旗を出された・減速、あるいは停止した・すぐに白旗に切り替わった


この一連の動作は、「意味もなく止められた」「判断がコロコロ変わる」という印象に映ってしまいます。


上手な交通誘導警備員は、赤旗を出す前に判断を終えています


対向車の状況、現場内の動き、相方の位置。それらを瞬時に把握したうえで、


・止めるべきか・止めずに流せるか


を決めてから、はじめて合図を出します。


だから、ドライバーに不要なブレーキを踏ませません。結果として、交通はスムーズに流れ、現場全体の安全性も高まります。


交通誘導は、「止めること」が仕事なのではありません。安全を確保しながら、いかに円滑に流すか。そこにこそ、警備員の技量が表れます。


不用意にブレーキを踏ませる誘導は、決して些細な問題ではありません。


急ブレーキは追突事故の原因になりますし、ドライバーのストレスも確実に蓄積します。


「赤旗を出せば安全」という単純な話ではなく、出さなくて済む判断力こそが、本当の安全だと言えるでしょう。


私たち警備員は、道路を安全かつ円滑に誘導することを求められています。迷わせない、驚かせない、無駄な動きをさせない。それができて初めて、プロの交通誘導です。


新城警備においても、ドライバーの皆さまに不快な印象を与えない誘導を目指し、日々の指導や研修に力を入れていきたいと考えています。


「何も気にならず、自然に通れた」そう感じてもらえる誘導こそが、私たちの理想です。

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page