新人教育で再発見した【意外と気づかれない】交通誘導の危険ポイント
- sinsirokeibi
- 10月2日
- 読了時間: 3分

新城警備では8月と9月にそれぞれ新しいスタッフが加わり、所定の教育を受け、それぞれ現場で活動しています。
筆者も新人教育をしながら、改めて多くの警備員が陥る危険なポイントが浮き彫りになったため、記事にしてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
新人教育を通じて感じた危険ポイント
「動く車に背中を見せる警備員」
片側交互通行時に、自分が通した車の車線に背中を向ける警備員が非常に多いです。
通した車が2台、3台・・・と続いている場合、後続車にひかれてしまう危険性があります。
特に車間距離が少し空いている場合、この2台目、3台目に気づけないことがあります。
したがって、自分が通した車の車線に対しては、できるだけ背中を向けないような意識を持つことが大切になります。
そのことを心がけず、平気で背中を向けてしまう新人警備員にはきちんと注意をしました。
ではなぜ、このように背中を向けてしまうのでしょうか。
その理由は、通した車のナンバーを確認するためだったり、1人片交の時に、反対車線を停めるためです。
こうして次の動作に気をとられた結果、現在の現場の状況を軽視してしまい、結果として非常に危険な状態を作ってしまっています。
作業員の方々は口々に、「頼むから、きちんと誘導してくれ」と話します。
「きちんと」というのは、「上手に」ではなく、「普通に」という思いです。
そしてこの「普通に」というのは、「安全に」という意味も当然含まれています。
それでも最近、警備員自身が事故に巻き込まれそうになったり、熱中症でダウンして誘導ができず、結局救急車で運ばれて仕事にならなかったこともあったそうです。
車のナンバーの確認は、できるだけ通すタイミングで瞬時に記憶したり、通過後に小さな動作(上体を少し動かす程度)で確認することが望ましいです。
1人片交の時は、決して焦らずに、自分が安全な状況で反対車線の車を停められる位置に移動してから、通したい車線の車を通せば良いでしょう。
交通誘導の仕事には、言うまでもないくらい気をつけるべき点が多くあり、また同時に「瞬時の判断力」も求められます。
新人警備員がそれを一気にできるようになることは難しいことかもしれませんが、一つずつ意識をして、「できないこと」を「できるようにしていくこと」が大切なことです。
そのためにまず、最初の肝に銘じておくことは、「自分の命を守ること」だと感じました。
誘導に夢中になるあまり、自分の危険に気づいていない警備員は、たとえその時に交通誘導ができていたとしても、いつか本当に「命取り」になってしまいます。
また命が無事であっても、自分が気づいていないだけでドライバーや作業員の方々に多大な心配(迷惑)をかけている可能性も高いです。
新しく警備員になる皆さん、現在も警備員として働いている皆さん、動いている車両に背中を見せるのは非常に危険です。
くれぐれも気をつけて、これからも安全に交通誘導をしていきましょう。



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