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雪道を走るときの注意点 ― 雪国の知恵は「急がない」ことから始まる

  • sinsirokeibi
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

雪道の運転は、慣れていない人にとって大きな不安要素です。毎年のように「少しの雪だから大丈夫」と油断した結果、事故や立ち往生が起きています。

一方、雪国では「特別なこと」をしているわけではありません。守っているのは、雪道特有の考え方当たり前の行動です。今回は、雪国で培われてきた知恵をもとに、雪道を走る際の注意点をまとめます。


雪道では「止まれる速度」で走る

雪道で最も重要なのは、スピードではなく止まれるかどうかです。

乾いた道路では、ブレーキを踏めば止まります。しかし雪道では、・止まりたい場所で止まれない・ブレーキを踏んだ瞬間に滑るということが普通に起きます。

雪国では、「走れる速度」ではなく「確実に止まれる速度」で走るという感覚が基本です。

後ろの車が気になっても、無理にペースを上げる必要はありません。雪道では、遅いことよりも、止まれないことのほうが危険です。


ブレーキは「止める操作」ではなく「減らす操作」

雪道でブレーキを踏むときは、一気に踏むのは厳禁です。

雪国では、ブレーキ=止まるための操作ではなく、ブレーキ=スピードを少しずつ削る操作という考え方をします。

早めにアクセルを戻す。早めにブレーキに触れる。止まる直前で慌てない。

これだけで、滑る確率は大きく下がります。


発進はアクセルを「踏まない勇気」

雪道で意外と多いのが、発進時のトラブルです。信号が青になり、つい普段通りにアクセルを踏む。するとタイヤだけが空回りし、車が前に進まなくなります。

雪国では、「アクセルを踏まない発進」が当たり前です。

そっと、ゆっくり。車が動き出すのを確認してから、少しずつ加速します。後続車に気を遣うより、自分が滑らないことを優先します。


「黒い路面」が安全とは限らない

一見、雪がなくて走りやすそうな黒い路面。しかし雪国では、これが最も警戒すべき状態の一つです。

ブラックアイスバーンと呼ばれる、見た目では分からない凍結路面の場合があります。

特に注意が必要なのは、・交差点・橋の上・日陰・朝晩の冷え込み

「雪がないから大丈夫」と思った瞬間が、一番危険です。


車間距離は「倍」では足りない

乾燥路面の感覚で車間距離を取ると、雪道では確実に足りません。雪国では、「いつもの倍」ではなく「止まりすぎるくらい」がちょうどいいと言われます。

前の車が急停止したとき、自分が確実に止まれる距離か。それを常に意識します。


曲がるときは「減速してから曲がる」

雪道では、ブレーキを踏みながら曲がるのは非常に危険です。

雪国の知恵はシンプルです。

・曲がる前に十分減速・ハンドル操作はゆっくり・曲がり終えてから加速

これだけで、スリップのリスクは大きく下がります。


無理をしない判断も、運転技術の一つ

雪国では、「今日は出かけない」「少し待つ」という判断も、立派な運転技術と考えられています。

吹雪いてきた。視界が悪い。道路状況が読めない。

そんなときは、無理に進まない。引き返す勇気を持つ。これも、雪国で受け継がれてきた知恵です。


雪道は「敵」ではなく「別の道路」

雪道は、怖いものではありません。ただ、普段とは性格の違う道路なだけです。

・急がない・慌てない・欲張らない

この三つを意識するだけで、雪道の危険性は大きく下がります。

雪国の人たちは、特別な運転をしているわけではありません。道路の性質を理解し、合わせているだけです。

もし雪道を走ることになったら、ぜひ思い出してください。

「雪道では、慎重すぎるくらいが、ちょうどいい」

それが、雪国の知恵です。

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