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【警備部長かく語りき⑲】誘導の神様...の巻

  • sinsirokeibi
  • 6月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月14日



どうも、警備部長です。

実際私の身に起きたことの話です。

警備員になって最初の2〜3年は片交(片側交互通行)ばかりやっていました。

最初は緊張しながらやっていたのですが、ある現場で異変が起きました。


ーー信号のない交差点

ーー地元の車しか通らないだろう田舎道

ーーそこを1人片交する仕事


まずは現場を踏査します。

ふむ、こちらはややカーブ、あちらはやや狭い道......等々


あっ車が一台来ました

ーー旗を振る


あっ同時に車がやってきた

ーー一方を赤旗で止め、他方に白旗を振る


あっ三方からやってきた

ーー一台を優先させ、二台止めて......



ひらりひらりと交差点の中で舞う赤と白の旗。

知らず知らずの内に体が勝手に動いているのです。

以前ならこっちを先に出す、あっちは止めると頭の中でシミュレーションしてから旗を振るのですが......


この頭の中でシミュレーションをする過程をすっ飛ばして体が動いたのです。


えっ意識?

意識はもちろんあります。

ただ頭からの指令がないのです。


何せ交差点なので当然自分の背後からも車が来るのですがその瞬間、同時に体が後ろを振り向き、車を誘導しているのです。

その間とても集中できました。

フワフワと夢のようでした。

この感覚はあの現場一回のみ、それ以降は考えずに体が反応して車を誘導出来るようになったのです。


Kさん曰く

「誘導の神様が降りてきたんだね」




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