成人の日に知っておきたい雑学
- sinsirokeibi
- 1月12日
- 読了時間: 4分

本日は成人の日です。新成人の皆さん、おめでとうございます。
各地で成人式が行われ、振袖やスーツに身を包んだ新成人の姿を目にした方も多いのではないでしょうか。久しぶりに再会した友人との会話や、家族からの言葉、式典で感じた緊張や高揚感など、それぞれに印象的な一日を過ごしていることと思います。
成人の日は、「大人になったことを祝う日」として広く知られていますが、その由来や意味について深く考える機会は意外と少ないものです。なぜこの日が祝日になったのか、なぜ1月に行われるのか、そして「成人」とは本来どのような節目を指すのか。
本記事では、成人の日にまつわるさまざまな雑学を通して、この祝日が持つ背景や意味を、あらためて分かりやすく紹介していきます。
成人の日は、もともと「15日」だった
現在、成人の日は1月の第2月曜日と定められています。しかし、もともとは1月15日が固定の日付でした。
この変更は、いわゆる「ハッピーマンデー制度」によるものです。祝日を月曜日に移動させ、連休を増やす目的で、2000年から現在の形になりました。
そのため、今でも「成人式は15日」というイメージを持っている人が少なくありません。実際、15日に近い日程で式を行う自治体も多く、その名残を感じることができます。
なぜ1月に成人式が行われるのか
成人式が1月に行われる理由は、**農閑期(のうかんき)**と関係があります。かつての日本では、冬は農作業が少なく、人が集まりやすい時期でした。
また、1月15日は「小正月」と呼ばれ、地域の節目となる日でもありました。人生の節目である「成人」を祝うには、非常に縁起の良い日だったのです。
成人の日のモデルは「青年祭」
成人の日の起源は、1946年に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」にあると言われています。戦後間もない混乱の時代、未来を担う若者を励ますために開催されたこの行事が、大きな反響を呼びました。
この取り組みが全国に広まり、1948年に「成人の日」として祝日化されます。つまり成人の日は、戦後日本の再出発とともに生まれた祝日なのです。
「成人」は何歳からなのか
長い間、日本では「20歳」が成人の基準でした。しかし、2022年4月から、民法上の成人年齢は18歳に引き下げられました。
それでも、多くの自治体では、現在も「20歳を祝う式典」を行っています。法律上の成人と、社会的な節目としての成人が、必ずしも一致していないことが分かります。
この点からも、成人式は「法律の区切り」以上に、人生の通過儀礼としての意味合いが強い行事だと言えるでしょう。
振袖が選ばれてきた理由
女性の晴れ着として定番の振袖。実はこの「振る」動作には意味があります。
江戸時代、未婚女性は袖を振ることで意思表示をしていたと言われています。喜びや拒否の気持ちを、言葉ではなく所作で伝えていたのです。
成人式で振袖を着る習慣には、「これから自分の人生を自分で選んでいく」という象徴的な意味が込められているとも考えられています。
世界にも「成人の日」はあるのか
成人を祝う行事は、世界各地に存在します。
例えば、・韓国の「成年の日」・ドイツの「成人確認式」・中南米の「キンセアニェーラ(15歳の祝祭)」
年齢や形式は違っても、「大人として社会に迎え入れる」という考え方は共通しています。成人の日は、日本だけの特別な行事でありながら、世界的にも普遍的なテーマを持っています。
成人の日は「ゴール」ではない
成人の日というと、「大人になる日」「一区切り」という印象が強いかもしれません。しかし、本来の意味は「スタート」に近いものです。
権利が増える一方で、責任も増える。自由になる分、選択の結果を自分で引き受ける必要がある。
今日一日を終えた19時だからこそ、「これからどんな大人になりたいか」を静かに考える時間に、この祝日はふさわしいのかもしれません。
まとめ
――成人の日は、未来に目を向ける日
成人の日は、派手な式典や晴れ着だけの日ではありません。戦後の希望から生まれ、時代とともに形を変えながら、「若者を社会が見守る日」として続いてきました。
今日をきっかけに、・どんな責任を引き受けるのか・どんな選択をしていくのか
そんなことを考える時間が、これからの人生を静かに支えてくれるはずです。



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