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意外な仕事が人気?あなたの知らない定年後の仕事、65歳以上の就業者ランキングTOP10

  • sinsirokeibi
  • 12 分前
  • 読了時間: 8分


65歳からの仕事は警備や清掃だけと思っていませんか?この記事ではシニアのリアルな就業者ランキングTOP10を紹介します。経験や趣味を活かす意外な人気職も解説。人生100年時代、あなたらしいセカンドキャリアを見つけましょう。


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1. あなたの知らない65歳以上のリアルな仕事事情

「定年後はゆっくり過ごしたい」と考える方がいる一方で、「まだまだ元気に働きたい」「社会とのつながりを持ち続けたい」と考えるシニア世代が増えています。実際に、総務省の労働力調査によると65歳以上の就業者数は年々増加しており、今やシニアが労働市場の重要な担い手となっています。しかし、その働き方の実態は、私たちが想像するものとは少し違うかもしれません。この章では、定年後の仕事に関する固定観念を覆す、リアルな事情に迫ります。


1.1 定年後の仕事は清掃や警備だけではない

「シニアの仕事」と聞くと、多くの方が清掃、警備、マンション管理人といった仕事を思い浮かべるのではないでしょうか。もちろん、これらの仕事は安定した需要があり、シニア世代に人気の職種であることは事実です。しかし、現在のシニアの活躍の場は、それだけにとどまりません。

これまでのキャリアで培った専門知識やスキルを活かしてコンサルタントとして活躍する方、パソコンスキルを駆使してデータ入力や事務サポートを在宅で行う方、さらには趣味だったガーデニングやハンドメイドを仕事にしてオンラインで販売する方など、働き方の選択肢は驚くほど多様化しています。重要なのは、「自分にはこれしかできない」と思い込まず、これまでの経験や好きなことを棚卸しし、新たな可能性に目を向けることです。


1.2 シニアの活躍を求める企業が増えている背景

なぜ今、多くの企業が65歳以上のシニア人材を積極的に採用しようとしているのでしょうか。その背景には、日本が直面する社会的な課題と、シニア世代が持つ独自の価値が関係しています。主な理由を下の表にまとめました。

企業がシニアを求める理由

具体的な内容

深刻な人手不足の解消

少子高齢化の影響で、多くの業界、特に介護、運輸、建設、小売などの分野で労働力不足が深刻化しており、経験豊かなシニアが即戦力として期待されています。

豊富な経験と専門スキル

長年の職業人生で培われた知識、技術、そして人脈は、一朝一夕には得られない貴重な財産です。若手社員への指導や、難易度の高い業務での貢献が求められています。

高い定着率と安定性

シニア世代は勤勉で責任感が強く、一つの職場で長く働く傾向があります。頻繁な離職が少ないため、企業にとっては安定した労働力として非常に魅力的です。

多様な働き方への対応

「フルタイムではなく週3日だけ」「午前中だけ」といった短時間勤務のニーズに応えることで、企業は必要な時間帯の労働力を確保しやすくなります。

このように、企業側もシニア世代が働きやすい環境を整える動きを加速させています。定年後の仕事探しは、もはや「雇ってもらう」という立場だけでなく、自らの価値を活かして「活躍の場を選ぶ」という視点にシフトしているのです。


2. 注目の65歳以上の就業者ランキングTOP10を一挙公開

ここからは、総務省統計局の労働力調査などのデータを基に、実際に65歳以上の方がどのような仕事で活躍しているのかをランキング形式で詳しく解説します。あなたのセカンドキャリアのヒントがきっと見つかるはずです。


2.1 10位から6位 安定して長く続けられる仕事がランクイン

まずは、未経験からでも始めやすく、体力的な負担が比較的少ない仕事がランクインしました。安定した収入と規則正しい生活を両立させたい方におすすめです。


2.1.1 第10位 マンション管理人

マンションの安全と快適な環境を守る、まさに「縁の下の力持ち」です。住民とのコミュニケーションや、緊急時の冷静な対応が求められます。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

受付、来客対応、建物内の巡回・点検、清掃、ゴミ出しの管理など。

一人で落ち着いて仕事ができる。勤務時間や休日が明確で、生活リズムを整えやすい。

夫婦住み込みの求人や、午前中のみ・週3日といった短時間勤務の選択肢も豊富。


2.1.2 第9位 軽作業

工場や倉庫内で、商品の検品、梱包、仕分けなどを行う仕事です。特別なスキルは不要で、黙々と作業に集中したい方に人気があります。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

商品のピッキング、ラベル貼り、検品、梱包、組み立てなど。

未経験からでもすぐに始められる。単純作業が多く、仕事を覚えやすい。

立ち仕事が基本となるため、一定の体力は必要。短時間・単発の求人も多い。


2.1.3 第8位 介護・福祉関連

高齢化社会において、ますます需要が高まっている仕事です。人の役に立ちたいという思いを形にでき、大きなやりがいを感じられます。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

デイサービスでの送迎、食事や入浴の介助、レクリエーションの補助など。

社会貢献度が高く、感謝される機会が多い。同世代の利用者と接することで、新たな生きがいにも繋がる。

「介護職員初任者研修」などの資格があると有利。無資格・未経験でも始められる補助業務も多数。


2.1.4 第7位 ドライバー(送迎など)

長年の運転経験を活かせる仕事として人気です。特に、デイサービスや幼稚園の送迎バス、企業の役員送迎などは、決まったルートを走ることが多く、シニア層が活躍しています。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

デイサービスの利用者送迎、スクールバスの運転、役員送迎、荷物の配送など。

これまでの運転スキルを直接活かせる。一人で集中して業務に取り組める時間が多い。

安全運転への高い意識と健康な身体が必須。普通免許で応募できる求人も多い。


2.1.5 第6位 警備員

施設やイベント会場の安全を守る重要な仕事です。年齢不問の求人が多く、定年後のキャリアとして選ぶ方が後を絶ちません。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

商業施設やオフィスビルの巡回・監視(施設警備)、工事現場での車両誘導(交通誘導)など。

求人数が豊富で、年間を通して仕事が見つかりやすい。研修制度が整っている企業が多い。

立ち仕事や夜勤がある場合も。体力や健康状態に合わせて勤務形態を選ぶことが重要。


2.2 5位から1位 経験や趣味を活かす意外な仕事も

上位には、これまでのキャリアや人生経験、そして趣味や特技を活かせる仕事がランクイン。収入だけでなく、「生きがい」や「自己実現」を重視する方に選ばれています。


2.2.1 第5位 農業・林業

自然の中で体を動かしながら働ける仕事です。定年後に地方へ移住し、農業を始める方も増えています。作物を育てる喜びは何物にも代えがたい魅力です。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

野菜や果物の栽培、収穫、出荷作業、森林の管理・整備など。

自然に触れながら健康的に働ける。自分で育てた作物を収穫する達成感が大きい。

体力勝負の側面が強い。シルバー人材センターや地域の農業法人などで短期の仕事から始めるのがおすすめ。


2.2.2 第4位 事務・経理

長年培ってきたPCスキルや事務処理能力を活かせる、人気の職種です。特に中小企業では、経験豊富なシニア人材の的確な業務遂行能力が高く評価されています。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

データ入力、書類作成、電話・来客対応、経理補助、総務サポートなど。

現役時代の事務・経理経験をそのまま活かせる。座り仕事が中心で、体力的な負担が少ない。

WordやExcelなどの基本的なPCスキルは必須。週数日や短時間勤務など、柔軟な働き方がしやすい。


2.2.3 第3位 販売・スーパーの店員

私たちの生活に最も身近な仕事の一つです。レジ打ちや品出し、接客など、業務は多岐にわたります。お客様とのコミュニケーションが好きな方に向いています。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

レジ会計、商品の品出し・陳列、惣菜の調理・パック詰め、お客様への対応など。

シフトの自由度が高く、短時間勤務の求人が非常に多い。お客様からの「ありがとう」がやりがいになる。

立ち仕事が基本。丁寧な接客スキルやコミュニケーション能力が求められる。


2.2.4 第2位 これまでの経験を活かす専門職

現役時代に培った高度な専門知識やスキル、人脈を活かして活躍する働き方です。企業の顧問やコンサルタント、研修講師などがこれにあたります。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

企業の経営顧問、技術指導、コンサルティング、若手社員向けの研修講師など。

長年のキャリアで得た知見を社会に還元でき、高い収入も期待できる。大きな裁量権を持って働ける。

豊富な実績や深い専門知識、幅広い人脈が必要。業務委託契約で働くケースが多い。


2.2.5 第1位 趣味や特技を活かす個人事業主

堂々の第1位は、特定の組織に属さず、自分の好きなことや得意なことを仕事にする働き方です。ハンドメイド作品の販売や、地域の子供たちへの書道・そろばん指導、Webライターなど、その形は多種多様です。

仕事の概要

メリット

働き方のポイント

ハンドメイド作家、書道・絵画教室の講師、庭師、Webライター、カメラマン、翻訳家など。

働く時間や場所を自分で決められ、まさに「好き」を仕事にできる-mark>。定年がなく、生涯現役でいられる。

収入が不安定になりやすい。確定申告などの事務手続きも自分で行う必要がある。シルバー人材センターへの登録も有効な選択肢。


3. まとめ

定年後の仕事は、もはや限られた選択肢ではありません。ランキングが示す通り、専門知識や趣味を活かした働き方も人気です。シニアの活躍の場は広がっており、自分らしいセカンドキャリアを始める絶好の機会と言えるでしょう。

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