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意外と難しい山の交通誘導!なぜ?

  • sinsirokeibi
  • 7月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月2日

新城警備では、山間部の警備の仕事依頼がよくあります。


山間部は、町中と大きく特徴が変わり、注意すべき点もいくつか考えられます。


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①無線機の使用


山間部では、町中に比べ無線機の音がきれいに聞こえないことがしばしばあります。


これは障害物の多さのためです。


そびえたつ木々だけでなく、山道特有のカーブが生み出す斜面など、町中に比べて意外と障害が多く、無線機の使用の際は注意が必要です。


もし初めて山間部の警備に行かれる場合は、より強力な無線機の準備や、予備の無線機の準備をおすすめします。


つながりにくい無線機の使用は、いつもより頻繁に会話のやりとりが行われ、電池の消耗が激しいからです。


実際に最近も、朝から無線機のつながりが悪く、いつも以上に頻繁に使用していた結果、15時頃に無線機の電源がいきなり切れてしまいました。


幸いにも、予備の無線機を用意していたため、すぐにそちらへ切り替えてことなきを得ました。


実際にそういった場面に遭遇すると、「無線機の調子の悪さ」を疑い、何度も場所を変えて試したくなりますが、その間に車が来ると大変危険です。


いざという時にすぐに切り替えられるよう、山間部ならではのトラブルを想定しておくことが大切でしょう。




②制動距離の十分な確保


車を止めるための距離をしっかりと確保します。


山間部は、町中と比べて車の数がとても少ないです。


そのため、一部のドライバーはかなりのスピードで規制区間に接近します。


そういった車を止めないといけない場面は当然あります。


いつも以上に車を止めるための距離を確保し、大きな合図で確実に車を止めるための技術が必要です。



③ぼーっとしない


これは日頃から当たり前のことですが、山間部では特に車が少ないため、集中力が切れやすくなります。


しかしそういう時こそ、もしものことをシミュレーション(緊急車両の接近、歩行者の出現、大型車の対面など)をし、一定の緊張感を自分で保つことが大切です。


全体としての車の数は少なくても、場所によっては大型車の往来が一定数あることもあります。


大型車はできるだけ止めないようにしたいものですが、警備員の判断、反応次第で止めざるを得ないこともあるでしょう。


(安全を確保した上で)止めなくてもよい状況は、できるだけそのまま走らせられるよう、ぼーっとしないように気をつけることも大切です。


(町中はぼーっとできないくらい、交通量が多いことと思います)



以上、山間部の警備の注意点を3点にまとめてみました。



ちなみに山間部には、山間部ならではの楽しさもありますよ。


目の前に広がる美しい自然に目を奪われることも多いです。


地域の方の温かい声かけをいただくこともあります。


安全に警備をしながら、そういった楽しさにも触れられることが、警備員の良さでもありますね。

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