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仕事始めに読むための整理――年明けに無理をしないほうがいい科学的な理由

  • sinsirokeibi
  • 1月4日
  • 読了時間: 3分

年末年始の休みが終わり、仕事が再開する時期になりました。明日から仕事始めの人、あるいは週半ばからという方もいるでしょう。いずれにしても、この時期は「日常へ戻る切り替え期間」にあたります。


ここでは、精神論ではなく、科学的な視点から、仕事始めの過ごし方の心得を整理してみます。



休み明けに集中力が戻りにくいのは自然なこと

長期休暇の後に集中力が落ちる現象は、心理学や脳科学の分野でも知られています。人の脳は、一定の生活リズムが続くことで、注意力や判断力を安定して発揮できる仕組みになっています。


年末年始は、睡眠時間や起床時刻、食事のタイミングが大きくずれがちです。こうしたリズムの乱れは、自律神経の切り替えを遅らせ、集中力の回復に数日かかる原因になります。

これは意志の弱さではなく、生理的な反応です。



やる気は「最初に必要なもの」ではない

心理学では、「行動が感情をつくる」という考え方があります。先にやる気が生まれるのではなく、行動した結果として、やる気が後からついてくるというものです。

仕事始めの時期にやる気が出ないと感じても、問題はありません。出勤し、決められた作業を淡々とこなすことで、脳は徐々に仕事モードへ移行します。

やる気の有無を基準に一日を評価することは、あまり合理的とは言えません。



判断が鈍りやすい時期

脳科学の研究では、疲労や生活リズムの乱れがある状態では、判断力が低下しやすいことが分かっています。特に、年明け直後は情報処理能力が安定していないため、重要な意思決定や大きな方向転換には不向きです。

この時期に適しているのは、・情報の整理・状況の把握・優先順位の確認

といった、判断を急がない作業です。



年初の目標設定は、少し待ったほうが精度が上がる

「新年だから目標を立てる」という習慣は一般的ですが、研究によると、目標設定は感情が落ち着いている時期のほうが現実的になります。

休み明け直後は、理想が大きくなりやすく、反対に自己評価が厳しくなりすぎることもあります。まずは通常の生活リズムを取り戻してから、目標を考えたほうが、継続しやすい計画になります。



仕事始めに十分と言える状態

客観的に見て、この時期の仕事始めとして十分と言えるのは、次のような状態です。

・出勤し、業務に着いている・連絡事項やスケジュールを把握できている・翌日につながる状態が作れている

この段階まで進めば、仕事始めとしては問題ありません。



年明けは「回復期」と考えると無理が減る

スポーツ科学では、休養後にいきなり高負荷をかけると、パフォーマンス低下やケガのリスクが高まることが知られています。仕事も同様で、年明けは徐々に負荷を上げる回復期と捉えるほうが合理的です。

最初から全力を出そうとすると、かえって効率が落ちることがあります。



最後に

年明けの仕事始めは、「良いスタートを切る日」というよりも、「日常に戻る準備期間」と考えるほうが現実的です。

集中力が戻らなくても、やる気が湧かなくても、それは自然な反応です。淡々と行動し、生活リズムを整えることが、結果的にその後のパフォーマンスを安定させます。

仕事は、数日かけて通常運転に戻っていきます。焦らず、現実的なペースで進めていくことが、長く働くための合理的な選択と言えるでしょう。

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