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ノストラダムスもびっくり― 昔語られた「未来予言」は、どこまで当たったのか①

  • sinsirokeibi
  • 1月17日
  • 読了時間: 4分

「未来はこうなる」そんな言葉が、今よりもずっと真剣に語られていた時代がありました。

テレビ、雑誌、書籍。1990年代を中心に、「21世紀の未来予測」「30年後の日本」といった特集が数多く組まれ、人々は来るべき未来の姿を思い描いていました。中にはノストラダムスの大予言のように、社会現象になるほど信じられたものもあります。

では、あれから30年近くが経った今。当時語られていた未来は、どこまで現実になったのでしょうか。

今回は、かつて本気で語られていた“未来予言”を振り返り、実際の現在と比較して検証してみます。


■ 予言①

「21世紀、人はほとんど働かなくなる」

1990年代の未来予測で頻繁に登場したのが、「労働からの解放」という考え方でした。ロボットやコンピューターが仕事を代替し、人間は週休3日、あるいはそれ以上休めるようになる。家事も自動化され、余暇を楽しむ時代が来る――そんな未来像です。

現実はどうなったか。確かに機械化やIT化は進みました。しかし、労働時間が大幅に減ったかと言えば、答えはノーです。むしろ働き方の多様化や人手不足が問題となり、「忙しさ」は形を変えて残っています。

技術は進歩しましたが、「人は楽になる」という予言は、完全には当たりませんでした。


■ 予言②

「インターネットは一部の専門家だけのもの」

今となっては信じがたい話ですが、インターネットが普及し始めた当初、「一般家庭には不要」「研究者や企業だけが使うもの」と予測する声は少なくありませんでした。

現実はどうなったか。誰もがスマートフォンを持ち、常時ネットにつながる社会になりました。SNSが世論を動かし、ニュースはリアルタイムで世界中を駆け巡ります。

この予言は、見事に外れたと言っていいでしょう。未来を語ることの難しさを象徴する例です。


■ 予言③

「テレビはこれからも情報の中心であり続ける」

1990年代、多くの専門家は「テレビはなくならない」と断言していました。新聞やラジオと同様、形は変わっても主役であり続ける、と。

現実はどうなったか。テレビは今も存在しています。しかし、情報の中心はインターネットや動画配信サービスへと移りました。テレビは“唯一の王様”ではなくなったのです。

この予言は、半分当たり、半分外れたと言えるでしょう。


■ 予言④

「1999年、人類は滅亡する」

語らずにはいられないのが、ノストラダムスの大予言です。1999年7の月、人類は滅亡する――。この予言は社会現象となり、子どもから大人まで多くの人が本気で信じていました。

現実はどうなったか。言うまでもなく、世界は滅びませんでした。予言は外れ、やがてブームも静かに終息します。

しかし、「なぜあれほど信じられたのか」を振り返ると、人は不安な時代ほど、明確な答えを求めてしまうのだということが見えてきます。


■ 予言⑤

「監視・防犯の社会が進む」

一方で、意外なほど当たった予言もあります。90年代の一部論者は、「防犯カメラが街中に設置され、管理される社会になる」と語っていました。

現実はどうなったか。駅、商業施設、道路、コンビニ。防犯カメラは今や当たり前の存在です。治安維持や安全確保のため、監視技術は社会に深く根付いています。

この予言は、かなり正確だったと言えるでしょう。


■ 予言⑥

「犯罪は減少していく」

凶悪犯罪は減り、安全な社会になる――。こうした予測も多く語られていました。

現実はどうなったか。確かに一部の犯罪は減少しました。しかしその一方で、詐欺やサイバー犯罪など、新しい形の犯罪が増えています。

犯罪が「なくなった」のではなく、「形を変えた」のが現実です。


■ 未来予言が外れる理由

こうして振り返ると、未来予言が当たるか外れるかは、技術よりも「人間の行動」に左右されていることが分かります。技術は予測できても、社会の使い方や価値観の変化までは読み切れない。それが、未来予測の最大の難しさなのかもしれません。


■ まとめ

ノストラダムスが外したのは、未来そのものではなかった

30年前、人々は真剣に未来を語っていました。当たった予言もあれば、見事に外れた予言もあります。

しかし今、確かなのは一つだけです。未来は、予言どおりにはならない。けれど、過去の予言を振り返ることで、「今の常識」を疑うヒントは得られます。

もしかすると、今の私たちが当たり前だと思っていることも、30年後には「そんな時代もあった」と語られているのかもしれません。

ノストラダムスも、きっとそれには驚くでしょう。

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