【警備部長かく語りき⑤】バックホウ誘導での大失敗
- sinsirokeibi
- 8月13日
- 読了時間: 2分

どうも「警備部長」です。
今回のお話は「バックホウの誘導」
「バックホウ」、知っていますか?
私はこの業界にはいるまで知りませんでした。
いわゆるユンボとよく呼ばれる重機です。
大概の現場で、地面を掘っていたり、バケットを旋回しております。
初めてバックホウについて失敗した話。
管工事で埋め戻しも終わり、土場にバックホウが戻ります。
このときKさんと組んでいましたが、なんとなく私がバックホウをみることになりました。
バックホウ、カタカタ進みます。
片交についてはマスターしたものの、バックホウについて歩くのは初めてで、「一体どうなることやら」と不安な気持ちです。
(とりあえず前から車が来たときには後ろの車を止め、後ろから車が来たときには前の車を止める。)
―― よし、これでいこう。
幸いなことに、前後同時に車が来ることはほぼなかったと思います。
さあ、土場にさしかかります。
そのとき、バックホウの動きがよくわからず、とりあえず後ろからの車を止めていました。
バックホウが土場に入りきるのか、まだ何かしらの動きがあるのか。
バックホウ、ぐずぐずと土場の方へ頭を向けて小刻みに揺れる。
(まあ、道路に出てこないだろう。)
(よし、車を出そう。)
「どうぞ」との合図でうなずくドライバー。
――発進。
と、そのとき。
バックホウのバケットが旋回して車側に出た。
「ああ、しまったー」
ヒヤリ
車とバケットが接触まではいかなかったですが、これは危険な誘導です。
後でオペの方に怒られました。
「止めるか出すか、はっきりしてよね」
どうも、すみませんでした。
このことをKさんに報告すると、「え、やり方知らなかったの?」
――誰にも教えてもらっていません。
Kさん曰く。
「オペがバゲットを旋回しながら後ろを振り向くときが一番怖いんだよ。」
「だから、こちらに振り向くときまで車を止めておく。」
一つ勉強になりました。
このことが後々活かされるのでした。



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