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「60代こそ輝ける!交通誘導警備員という“第二の現役”のすすめ」

  • sinsirokeibi
  • 11月9日
  • 読了時間: 4分
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定年を迎えたあと、「まだ体は元気なのに」「何か社会の役に立ちたい」と感じている方は少なくありません。そんな方にこそおすすめしたいのが、交通誘導警備員という仕事です。実は、今この職業には60代・70代の方が多く活躍しており、「人生の第二ステージ」として選ばれるケースが増えています。なぜ今、60代から警備員なのか――その理由をお伝えします。


まず何よりも、この仕事の魅力は未経験から始められるという点です。交通誘導警備と聞くと、「資格が必要なのでは?」「体力がないと無理では?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、実際にはほとんどの人が未経験からのスタートです。入社後には法定研修(20時間以上)がしっかり行われ、誘導の基本姿勢や安全確認の方法など、基礎から丁寧に学べます。最初の現場も、先輩警備員が一緒についてフォローしてくれるので安心です。これまでの職歴や経験を問われない分、誰にでも“デビューのチャンス”がある仕事といえます。


そしてこの仕事は、人の役に立っている実感が得られるのが大きな魅力です。現場で車両や歩行者を安全に通すたびに、「ありがとう」「助かりました」と声をかけられることも少なくありません。ときには子どもが手を振ってくれたり、お年寄りから「お疲れさま」と声をかけてもらったり。目立たないようでいて、地域の安全を守る大切な存在――それが交通誘導員です。自分の立つ場所が“社会の安全を支える最前線”であることに、やりがいを感じる人が多いのです。


さらに注目したいのが、体を使う仕事であるという点。警備員の仕事は、炎天下や寒い季節の中での立哨(りっしょう)もあります。確かに楽ではありませんが、だからこそ“体を動かす習慣”が自然と身につきます。毎日外に出て歩き、姿勢を意識して手を振る――これが意外と良い運動になります。同年代の方の中には、「退職してから家にいる時間が増えて、体力が落ちた」という声もありますが、警備の仕事なら“毎日がウォーキング”。運動不足の解消にもつながります。無理のない範囲で身体を動かし続けられることが、結果として健康維持にもつながっているのです。


体だけではありません。交通誘導は頭(脳)も使う仕事です。車の流れを見て判断し、歩行者の安全を考え、工事関係者との連携を取る。瞬間的な判断やコミュニケーションが求められます。「どちらを先に通すべきか」「声をかけるタイミングは?」と常に考えながら動くため、脳が活発に働きます。これは単なる“体力仕事”ではなく、“考える現場”なのです。最近では「脳を使うことが健康寿命を延ばす」と言われていますが、警備員の仕事はまさにその典型。体と頭を同時に使う理想的な仕事といえるでしょう。


また、今の60代は本当に若いです。見た目も気力も一昔前の60代とはまるで違います。実際、現場では「60代でもまだまだ現役」と言われるほど。会社によっては70代後半、80代前半まで勤務を続けている方も少なくありません。若い頃にはできなかった“人とゆっくり関わる働き方”を選ぶ人も増えています。仕事を通じて人と話し、感謝される。生活にリズムが生まれ、日々に張りが出る――これが、働くことで得られるもう一つの健康効果です。


そして最後に、これが実は一番重要な点ですが、今は全国的に警備員不足の時代です。高齢化や人手不足が進む中で、交通誘導警備員はまさに“社会が必要としている職業”。求人は常に多く、勤務日数や時間帯も柔軟に選べる場合が多いです。週2〜3日だけの勤務も可能で、「年金を受け取りながら少し働きたい」という人にも最適。需要が安定しているため、長く続けやすいという安心感もあります。


交通誘導の現場は、若者だけの職場ではありません。むしろ、落ち着いた判断ができる60代の方が重宝されるケースが多いのです。経験や人間味がにじみ出る声かけ、周囲を気づかう視線、穏やかな表情――それらが“現場の安心感”につながります。

定年を過ぎても、まだ社会で役割を持てる。体を動かし、頭を使い、人に感謝される。そんな仕事が、交通誘導警備員です。


「もう一度、働いてみようかな」と思ったとき、ぜひ選択肢のひとつに入れてみてください。60代こそ、この仕事がもっとも“似合う世代”なのです。

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