カブトムシは夜行性ではない?小学生の自由研究が“常識”を覆した──昼間も活動する理由と、スズメバチの脅威
- sinsirokeibi
- 11 分前
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「カブトムシは夜行性」 これは長い間、昆虫図鑑にも書かれてきた“常識”でした。
しかし、2021年。 埼玉県の小学6年生・柴田亮さんが行った自由研究が、 この常識を覆す大発見として 生態学専門誌『Ecology』に掲載 されました。
小学生の研究が国際誌に載るという異例の出来事は、 昆虫学の世界に大きな衝撃を与えました。
この記事では、
カブトムシは本当に夜行性なのか
昼間に活動する理由
夜行性になった“本当の原因”
スズメバチとの関係 を最新研究をもとに解説します。
カブトムシは夜行性とされてきた理由
長年の定説では、カブトムシは次の理由から「夜行性」とされてきました。
夜行性とされた理由 | 内容 |
① 鳥類から隠れるため | 昼は小鳥やカラスに狙われやすい |
② 黒い体は熱を吸収しやすい | 暑さに弱く、日中は不利 |
③ 交尾は夜に行うとされていた | 夜のほうが安全と考えられていた |
この3つの理由から、 「昼は休む」「夜に活動する」という行動パターンが一般的だとされてきました。
小学生の自由研究が“定説を覆した”
外来植物シマトネリコに集まるカブトムシは昼も活動していた
柴田亮さん(埼玉県杉戸町)は、 自宅の庭にある 外来植物シマトネリコ に集まるカブトムシを、 2019〜2020年の夏に徹底的に調査しました。
✔ 調査方法
早朝〜深夜まで 1日3〜5回 観察
162個体に番号をつけて識別
それぞれの個体が 餌場に滞在した時間を記録
✔ 調査結果
深夜0時ごろに個体数がピーク
夜が明けても多くの個体が木にとどまった
昼間でも 樹液を食べる・交尾する など活動を継続
つまり、
カブトムシは夜行性ではなく、昼間も普通に活動していた
ということが証明されたのです。
この研究は山口大学の小島渉講師との共同研究としてまとめられ、 2021年4月13日付で 『Ecology』に掲載 されました。
なぜ昼間に活動できたのか?
カギは「外来植物シマトネリコ」
柴田さんの研究で重要だったのは、 観察対象が外来植物シマトネリコだったことです。
シマトネリコは樹液が出やすく、 カブトムシが長時間とどまりやすい特徴があります。
そのため、 「夜に樹液を吸いに来たカブトムシが、そのまま昼まで滞在する」 という行動が観察できたと考えられています。
カブトムシが夜行性になった“本当の理由”
最新研究では「スズメバチの脅威」が最大の要因とされる
定説が覆った後、研究者たちは次の疑問に向き合いました。
「では、なぜカブトムシは夜に活動することが多いのか?」
その答えとして浮上したのが スズメバチの存在 です。
✔ 夜行性になった理由(新説)
理由 | 内容 |
① 日中はスズメバチが活動するため危険 | スズメバチは樹液の木を縄張りにする |
② スズメバチはカブトムシの天敵 | 5匹のカブトムシでも1匹のスズメバチに負ける |
山口大学の研究では、 カブトムシとスズメバチが同じ木に集まると、カブトムシが木から落とされる という現象が確認されています。
つまり、
カブトムシは夜行性になったのではなく、 スズメバチが怖いから昼に活動できなかっただけ
という可能性が高いのです。
自由研究としてまとめるなら
このテーマは、自由研究として非常に優秀です。
✔ まとめ方の例
図鑑の説明(夜行性とされてきた理由)
自分の観察結果(昼にも活動していた証拠)
外来植物シマトネリコの特徴
スズメバチとの関係(最新研究)
結論:カブトムシは完全な夜行性ではない
「常識を疑う」研究として高評価を得やすい構成です。
まとめ
カブトムシは夜行性ではない
そして、夜行性に見える理由は“スズメバチの脅威”
小学生の自由研究が国際誌に掲載されるほどの大発見
カブトムシは昼間も活動している
外来植物シマトネリコでは特に昼の活動が確認される
夜行性とされてきた理由は「鳥・暑さ・交尾」だった
最新研究では スズメバチが最大の要因 とされる
カブトムシの生態は、まだまだ新しい発見が続いています。 「夜行性」という常識が覆された今、 昆虫の世界はさらに面白くなっています。



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