【大人の教養】”エルニーニョ現象”と”ラニーニャ現象”の基礎解説と2026年夏から秋の気候予想
- sinsirokeibi
- 3 日前
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はじめに
日本の気候は、太平洋の海面水温の変化によって大きく左右されます。 その中心となるのが「エルニーニョ現象」と「ラニーニャ現象」です。 2026年は、この二つの現象のうちエルニーニョが強く続く年であり、夏から秋にかけての気候にも影響が出ると予想されています。
ここでは、まず両現象の基礎を整理し、そのうえで2026年の気候傾向を解説します。
エルニーニョ現象とは
エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の中部〜東部の海面水温が平年より高くなる現象です。 主な特徴は次のとおりです。
貿易風(東風)が弱まり、暖かい海水が東側へ広がる
南米沖の湧昇流が弱まり、海面水温が上昇する
熱帯の積乱雲の発生位置が東へ移動する
大気の流れが変わり、世界の気候に広く影響する
日本では、エルニーニョが発生すると次の傾向が見られます。
夏:太平洋高気圧の張り出しが弱く、涼しい夏になりやすい
秋:西日本を中心に気温が低めになりやすい
台風:発生数は平年並だが、進路が東寄りに変わりやすい
ただし、これは「確率が偏る」という意味であり、必ずそうなるわけではありません。
ラニーニャ現象とは
ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の中部〜東部の海面水温が平年より低くなる現象です。 特徴は次のとおりです。
貿易風が強まり、暖水が西側へ押しやられる
南米沖で冷たい湧昇流が強まり、海面水温が低下する
熱帯の積乱雲が西側へ移動する
大気の流れが変わり、世界の気候に影響する
日本では、ラニーニャが発生すると次の傾向が見られます。
夏:太平洋高気圧が強まり、猛暑になりやすい
冬:寒気が流れ込みやすく、寒冬になりやすい
2026年の状況
2026年は、気象庁・NOAA(米国海洋大気庁)ともに、 強いエルニーニョ現象が継続する年と発表しています。
2026年春〜夏にかけて海面水温の正偏差が非常に大きい
1997年の歴史的強エルニーニョに匹敵するレベル
夏〜秋〜冬にかけて継続する可能性が極めて高い
つまり、2026年は「エルニーニョの影響が強く出る年」と考えられます。
2026年 夏(6〜8月)の気候予想
気温
エルニーニョ年の夏は、太平洋高気圧の張り出しが弱くなる傾向があり、 全国的に平年よりやや低めの気温になりやすいと予想されます。
ただし、地球温暖化の影響により、 局地的な猛暑日や熱波が発生する可能性は十分あります。
降水
梅雨前線が活発化しやすく、 梅雨が長引く・大雨が増える可能性があります。
特に西日本・東日本では、 線状降水帯による集中豪雨のリスクが高まる可能性があります。
台風
台風の発生数は平年並〜やや少なめと見られます。 ただし、進路が東寄りに変わりやすく、 本州の太平洋側に接近する台風が増える可能性があります。
2026年 秋(9〜11月)の気候予想
気温
エルニーニョ年の秋は、統計的に次の傾向があります。
西日本:平年より低め
北日本:平年並〜やや低め
東日本:平年並〜やや低め
2026年も同様に、涼しい秋になる可能性が高いと見られます。
降水
秋の降水量は、エルニーニョ年でも地域差が大きく、 明確な傾向はありません。
ただし、台風の進路が変わるため、 秋雨前線との組み合わせで大雨が発生する可能性はあります。
日照
北日本太平洋側では、 日照時間が平年より多くなる傾向があります。
まとめ
2026年は、強いエルニーニョ現象が続く年であり、 日本の夏〜秋の気候にも影響が出ると予想されています。
夏は涼しくなりやすいが、局地的な猛暑はあり得る
梅雨が長引き、大雨が増える可能性がある
台風の進路が変わりやすい
秋は全国的に涼しくなる傾向がある
ただし、エルニーニョは「気候のサイコロに重みをつける」だけであり、 必ずその通りになるわけではありません。 日本の気候は、太平洋高気圧・偏西風・海面水温など複数の要因で決まるため、 最新の気象情報を確認しながら過ごすことが大切です。



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