警備員が夏に体調を崩しやすい理由と、現場でできる対策
- sinsirokeibi
- 14 分前
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5月中旬になると、日中は夏日が増え、警備員にとっては「暑さとの戦い」が始まる季節です。 特に6〜9月は、熱中症や脱水症状などの体調不良が急増し、警備業界全体で毎年のように注意喚起が行われています。
しかし、体調を崩す理由は単に「暑いから」だけではありません。 警備という仕事特有の環境や動き方が、夏の体調不良を引き起こしやすくしているのです。
この記事では、警備員が夏に体調を崩しやすい理由と、現場でできる具体的な対策を、5月中旬の今だからこそ知っておきたい視点で解説します。
1. 警備員が夏に体調を崩しやすい理由
① 長時間の屋外勤務で体温が上がりやすい
交通誘導やイベント警備は、直射日光の下で長時間立ち続けることが多く、体温が上がりやすい環境です。 アスファルトの照り返しは想像以上に強く、体感温度は実際の気温より5〜10℃高くなることもあります。
② 立ちっぱなし・動きっぱなしで体力を消耗
警備の仕事は「動かないように見えて、実は体力を使う」仕事です。
立ちっぱなし
歩きっぱなし
誘導で腕を上げ続ける こうした動作が積み重なり、体力を奪います。
暑さで体力が落ちると、集中力も低下し、熱中症のリスクがさらに高まります。
③ 警備服が熱をこもらせやすい
夏でも警備服は長袖が基本。 反射ベストやヘルメット、手袋などの装備も加わり、熱が逃げにくい構造になっています。
特に交通誘導では、
ヘルメット
反射ベスト
安全靴 など、通気性の悪い装備が必須で、体温が上がりやすいのです。
④ 水分補給のタイミングが取りにくい
警備員は「持ち場を離れにくい」仕事です。 そのため、
のどが渇いてもすぐに飲めない
休憩が後ろ倒しになる
水分補給が不足しがち といった状況が起こりやすく、脱水症状につながります。
⑤ 5月〜6月は身体が暑さに慣れていない
5月中旬はまだ体が夏の暑さに慣れていない時期です。 この「暑熱順化」ができていない状態で急に暑い日が続くと、体調を崩しやすくなります。
特に梅雨入り前後は湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、熱中症のリスクが急上昇します。
2. 夏の警備現場で起こりやすい体調不良
● 熱中症
最も多いのが熱中症。 軽度の症状としては、
めまい
立ちくらみ
吐き気
だるさ などがあり、放置すると重症化します。
● 脱水症状
汗で水分と塩分が失われることで、
頭痛
集中力低下
筋肉のけいれん などが起こります。
● 体力低下によるミス
暑さで集中力が落ちると、
誘導ミス
周囲の見落とし
無線の聞き逃し など、事故につながる危険もあります。
3. 5月中旬から始めるべき「暑さ対策」
夏本番になってから対策を始めても遅いことがあります。 5月中旬の今だからこそ、以下の準備を始めることが重要です。
① 暑熱順化を意識する
体を暑さに慣らすために、
20〜30分の軽い運動
湯船につかる
少し汗ばむ程度の活動 を日常に取り入れると、夏の体調不良を防ぎやすくなります。
暑熱順化には 1〜2週間 かかるため、今から始めるのがベストです。
② 水分と塩分を意識して摂る
警備員は汗を大量にかくため、
水
スポーツドリンク
塩タブレット などを組み合わせて補給することが大切です。
特に5月〜6月は「のどが渇いていないのに脱水が進む」時期なので、意識的な補給が必要です。
③ 休憩の取り方を見直す
現場によっては休憩が取りにくいこともありますが、
こまめな休憩
日陰での待機
交代制の徹底 など、無理をしない体制づくりが重要です。
隊長や現場責任者は、早めに休憩計画を立てておくと安全性が高まります。
④ 通気性の良いインナーを活用
警備服の下に着るインナーを変えるだけで、体感温度が大きく変わります。
吸汗速乾素材
接触冷感素材
メッシュタイプ などを選ぶと、熱がこもりにくくなります。
⑤ 日焼け対策を徹底
日焼けは体力を奪い、熱中症のリスクを高めます。
日焼け止め
アームカバー
帽子(許可されている現場) などで肌を守ることが大切です。
⑥ 朝食をしっかり食べる
夏は食欲が落ちやすいですが、
炭水化物
タンパク質
塩分 をバランスよく摂ることで、体力が維持できます。
4. 現場でできる具体的な暑さ対策
● ① 冷却グッズを活用
冷却タオル
ネッククーラー
保冷剤 などは、体温を下げるのに効果的です。
● ② 直射日光を避ける工夫
日陰での待機
パラソルの設置(許可がある場合)
休憩所の確保 など、環境づくりも重要です。
● ③ 無線で体調を共有
「少し頭が痛い」「めまいがする」など、早めに共有することで事故を防げます。 無理をしないことが、結果的に現場全体の安全につながります。
● ④ 服装の調整
襟元を少し緩める
インナーを薄手にする
靴下を吸汗性の高いものにする など、小さな工夫が体調維持に役立ちます。
5. まとめ:5月中旬からの準備が夏の安全を左右する
警備員が夏に体調を崩しやすいのは、
長時間の屋外勤務
警備服の構造
水分補給の難しさ
暑さに慣れていない時期の急な気温上昇 といった複数の要因が重なるためです。
しかし、5月中旬の今から
暑熱順化
水分補給の習慣化
インナーや装備の見直し
休憩計画の準備 を始めることで、夏の体調不良を大幅に減らすことができます。
これから本格的な暑さがやってきます。 安全に働くためにも、早めの対策を心がけていきましょう。



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