top of page

交通誘導警備2級は必要か?不要か?──”絶対に取るべき”理由について

  • sinsirokeibi
  • 6月13日
  • 読了時間: 4分

警備業界、とくに交通誘導警備は慢性的な人手不足が続いています。 厚生労働省の統計によれば、保安職業従事者の有効求人倍率は6.98倍と、全職業平均の1.19倍を大きく上回る異常な売り手市場です。 つまり、仕事自体は確実に存在し、未経験でも参入しやすい業界です。

しかし同時に、AIの導入が急速に進み、単純な交通誘導業務は機械化されつつあるという現実もあります。

では、交通誘導警備2級は必要なのか? 答えは明確で、「取るべき」です。

その理由を、最新の業界動向とともに徹底解説します。


1. 警備業界は人手不足──仕事は確実にある

警備業界は、屋外作業・危険性・不規則勤務などの理由から敬遠されがちで、深刻な人手不足が続いています。 国土交通省の資料でも、交通誘導員不足が工事の遅延要因になっていると指摘されています。

つまり、仕事がなくなる心配は当面ないということです。

しかし、ここで油断してはいけません。


2. AI導入が急速に進行──「無資格者の仕事」から置き換わる

近年、交通誘導の現場ではAIシステムの導入が急速に進んでいます。


■ 実際のニュース①:VOLLMONT社のAI交通誘導システム

VOLLMONTホールディングスは、片側交互通行を自動化するAI交通誘導システム「Comune+ model-S 2.0アドバンス」を発表。 ヒューマノイドロボット「Walker」と連携し、人間に近い誘導動作を実現しています。


■ 実際のニュース②:KB-eyeのAI交通制御

山梨県甲府市の国道411号では、AIによる交通制御が2ヶ月間実施され、1時間900台の交通量でも問題なく稼働したと報告されています。


■ 実際のニュース③:国道19号でのAI誘導

国土交通省の実証では、AI交通誘導により14日間で延べ28名の交通誘導員削減が可能だったと報告されています。


■ 実際のニュース④:新潟県道4号線でのAI誘導

新潟市の主要道路でもAI誘導が導入され、渋滞緩和・事故リスク低減が確認されています。


● AI導入で最初に仕事が減るのは誰か?

答えは明確です。


→ 無資格の警備員


AIは「単純な誘導作業」から置き換わります。 つまり、旗を振るだけの仕事は真っ先に減るのです。


3. 公共事業には波がある──景気に左右される業界

交通誘導警備の多くは、

  • 道路工事

  • 建設工事

  • インフラ整備

といった公共事業に依存しています。


公共事業には、

  • 景気が良い時期(工事が多い)

  • 景気が悪い時期(工事が減る) があり、繁忙期と閑散期の差が激しいのが特徴です。

閑散期になると、


→ 会社は「資格者」を優先して現場に配置する

これはどの警備会社でも共通です。


4. 検定があるだけで仕事が途切れにくくなる理由

交通誘導警備2級を持っていると、以下のメリットがあります。


① 検定者配置が義務の現場に入れる

交通誘導警備には、 「検定合格者を配置しなければならない現場」   が存在します。

● 具体例

  • 交通量が多い幹線道路

  • 片側交互通行の規制

  • 高速道路の工事

  • トンネル内の交通規制

  • 大規模建設現場

  • 国交省・自治体発注の工事


これらは無資格者だけでは従事できません


② 会社から優先的に仕事を回してもらえる

閑散期になると、

  • 無資格者 → 仕事が減る

  • 資格者 → 必要な現場が多いので仕事が途切れない

という構図になります。


③ 日給が上がる・手当がつく

多くの警備会社では、

  • 資格手当

  • 現場手当

  • 資格者配置手当

などがつき、月1〜3万円の収入アップにつながります。


④ 現場での信頼度が上がる

検定を持っているだけで、

  • 現場監督

  • 会社の管理者

  • 同僚警備員

からの信頼が大きく変わります。


5. 「上手な無資格者」は確かにいる。しかし…

現場には、

  • 経験豊富

  • 判断が早い

  • コミュニケーションが上手い

といった優秀な無資格者もたくさんいます。

しかし、どれだけ上手でも、

「資格がなければ入れない現場」には入れない。

これが現実です。


6. AI時代に生き残る警備員の条件

AI導入が進むほど、 「人間にしかできない仕事」   が求められます。

それは、

  • 危険予知

  • 状況判断

  • 緊急時対応

  • コミュニケーション

  • 現場全体の統括

といった高度な業務です。

そしてこれらは、

交通誘導警備2級を持つことで任される仕事

です。

AIが進化するほど、 資格者の価値はむしろ上がる   という逆説が起きています。


7. 結論:交通誘導警備2級は「絶対に取るべき」資格

理由をまとめると、

  • 警備業界は人手不足で仕事はある

  • しかしAI導入で単純作業は減る

  • 公共事業には波があり、閑散期は資格者が優先される

  • 検定がないと入れない現場が多い

  • 資格者は収入が上がり、仕事が途切れにくい

  • AI時代ほど「資格+人間の判断力」が求められる


これらを総合すると、

交通誘導警備2級は、今後の警備員にとって必須の資格である。


みなさんは検定の取得をすでにしていますか?

あるいは検討中でしょうか?


今回の記事をぜひ参考にしてください。

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page