イベント警備の変遷昭和・平成・令和でどう変わったのか
- sinsirokeibi
- 6月4日
- 読了時間: 3分

イベント警備は、時代とともに大きく姿を変えてきました。 装備も、観客のマナーも、警備計画の考え方も、まったく別物です。 ここでは、実際の現場で語られてきたエピソードを交えながら、三つの時代の違いをわかりやすくまとめます。
🟦 昭和 ― “勢い”と“根性”で乗り切った時代
■ 装備は最低限、誘導棒は暗い
昭和のイベント警備は、今のような高輝度LED誘導棒はありませんでした。 豆電球のような弱い光で、夜になるとほとんど見えないこともありました。
■ 無線がない現場も多い
連絡手段は「走って伝える」か「大声」。 今では考えられませんが、 “伝言リレー”でトラブル対応が普通でした。
■ 観客の勢いがすごい
昭和のコンサートは、観客の熱気がとにかく強く、 退場時に一気に出口へ押し寄せることも珍しくありません。
あるベテランはこう語ります。
「出口で人の波が動いたら、体で止めるしかなかった。 今みたいに動線計画なんてなかったからね」
昭和の警備は、 “人の勢いを人の力で受け止める” そんな時代でした。
🟩 平成 ― 装備が進化し、警備計画が整い始めた時代
■ 無線機が普及し、連携がスムーズに
平成に入ると無線機が一般化し、 「走って伝える」時代は終わりを迎えます。
■ LED誘導棒が登場
平成中期からLED誘導棒が普及し、 夜間の誘導が格段に安全になりました。
■ 観客のマナーも改善
昭和ほど“押し合いへし合い”は減り、 スタッフの指示に従う人が増えました。
■ それでも混乱はあった
平成初期の大型イベントでは、 退場時に人が集中し、 “出口渋滞”が発生するのは日常茶飯事でした。
ある平成の警備員はこう言います。
「昭和ほど荒れてないけど、 人が多いイベントはやっぱり怖かったですよ」
🟥 令和 ― 科学的な警備計画と最新装備の時代
■ 動線計画が科学的に
令和のイベント警備は、
人流解析
カメラ監視
退場分散
事前シミュレーション
こうした“科学的な警備”が当たり前になりました。
■ 装備は大幅に進化
高輝度LED誘導棒
ノイズキャンセリング無線
ボディカメラ
反射材入りの高視認ベスト
昭和の警備員が見たら驚くほどの進化です。
■ 観客のマナーも成熟
SNSの普及で、 「迷惑行為=炎上」という意識が広まり、 観客の行動も落ち着いてきました。
■ それでも油断はできない
令和は令和で、
SNSでの急な呼びかけ
想定外の人流
フェスや大型イベントの増加
など、新しい課題も生まれています。
🟨 3つの時代を比較すると
時代 | 装備 | 観客 | 警備の特徴 |
昭和 | 最低限、誘導棒は暗い | 勢いが強い | 根性と声で対応 |
平成 | 無線・LEDが普及 | マナー改善 | 計画が整い始める |
令和 | 最新装備・科学的警備 | 落ち着いた行動 | データと連携で安全性向上 |
🟧 ベテランが語る「時代が変わっても変わらないもの」
昭和から令和まで働いたベテラン警備員は、 最後にこう語ったそうです。
「どれだけ装備が進化しても、 “人を守る気持ち”だけは変わらないんだよ」
この言葉は、今の若い警備員にも受け継がれています。



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