【実体験】バケット車、危機一髪―本当にあった危険な話
- sinsirokeibi
- 7 日前
- 読了時間: 4分

現場で働いていると、「あれ、これ本当に大丈夫か?」と冷や汗が出る瞬間が時々あります。 今回は、私が実際に経験した“危機一髪”の出来事を2つ紹介します。 どちらも、あと一歩間違えば大事故になっていたかもしれない話です。 しかし同時に、作業員さんの判断力や技術に助けられた、忘れられない思い出でもあります。
■エピソード1:高架下2.2m、神回避の一報
ある日の移動を伴う現場。 作業員さん2名と私の車で、次の作業場所へ向かうことになりました。 その日はたまたま、私が先に目的地へ向かい、バケット車は後ろからついてくる形になりました。
ナビに従って走っていると、前方に高架下が見えてきます。 表示は「2.2m」。 私は普通車なので問題なく通過できますが、ふと頭をよぎりました。
「あのバケット車、くぐれるのだろうか?」
信号で離れたのか、後ろを見てもバケット車の姿はありません。 しかし、気になって仕方がありませんでした。
「いや、たぶん大丈夫だろう」 「でも、もし…?」
迷った末に、私は安全な場所に車を停め、作業員さんに電話をかけました。
「このあと高架下を通過するルートになっていました。 高さ2.2mです。大丈夫ですか?」
電話の向こうで、作業員さんが少し考える気配。
「あー、2.2mなら無理だな。別の道で行くわ」
その瞬間、胸をなでおろしました。
現場に到着すると、作業員さんが開口一番こう言いました。
「まじで助かったわ。あの連絡がなかったら、今頃バケットの上半分がなくなってたわ。 こんな優秀な警備員初めてだ」
私はただ「念のため」と思って電話しただけでした。 しかし結果的に、重大事故を未然に防ぐ“神回避”となり、作業員さんから大変感謝されました。
あの日の「迷ったけど電話した」という判断は、今でも自分の中で大きな自信になっています。
■エピソード2:雪道の山中、絶体絶命からの神脱出
2月の寒い日。 雪が残る山道を、バケット車の後ろについてひたすら上っていく現場がありました。
進むにつれて道はどんどん細くなり、傾斜も急になります。 「これはさすがに無理だろう…」 そう思っていた矢先、バケット車が脇に停車しました。
作業員さんが降りてきて一言。
「ちょっと無理っぽいわ」
そう言うと、バケット車をUターンさせようとします。 私は邪魔にならないように車を避け、様子を見守りました。
しかし次の瞬間、 ガリッ という嫌な音とともに、バケット車のタイヤが舗装の裂け目にハマり、空転し始めました。
よく見ると、タイヤの下は雪でツルツル。 アクセルを踏んでも、タイヤは虚しく空回りするだけです。
「これはもう詰んだな…」
山道の細い道、雪、傾斜。 どうしようもない状況に見えました。
しかし、作業員さんは冷静でした。
「最終手段使うわ」
そう言うと、アウトリガーを展開し、車体を少し持ち上げます。 その隙に、アウトリガー用の下敷きをタイヤの下へ差し込みました。
つまり、 “路面ではなく下敷きの上にタイヤを乗せる” という状態を作ったのです。
「危ないから離れて」
そう言われ、私は距離を取りつつも、気になって見守りました。
作業員さんがアクセルを踏んだ瞬間——
バンッ!
下敷きが勢いよく後方へ吹き飛びました。 しかしその反動で、バケット車は前へグッと進み、 見事にツルツルの路面から脱出したのです。
私は思わず声を上げました。
「すごい…!」
あの状況から抜け出すとは、まさに神業。 作業員さんの経験と判断力に、ただただ感心するばかりでした。
■まとめ:危険と隣り合わせだからこそ、支え合いが大切
今回紹介した2つのエピソードは、どちらも一歩間違えば大事故につながる場面でした。
高架下の高さ制限
雪道でのスタック
山道でのUターン
バケット車という特殊車両の特性
現場では、こうした“危険の芽”が常に潜んでいます。
しかし同時に、
警備員の気づき
作業員さんの経験
お互いの声かけ
冷静な判断
こうした積み重ねが、事故を防ぎ、現場を守っています。
私自身、まだまだ未熟ですが、 あの日の「念のための電話」や、 作業員さんの「最終手段」の技術を目の当たりにして、 現場で働く人たちのすごさを改めて感じました。
これからも、 “危険を察知し、声をかけ合える警備員” を目指していきたいと思います。



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