黒い煙を見た日 ― 警備中に火災を目撃して感じたこと
- sinsirokeibi
- 10月30日
- 読了時間: 2分

警備の仕事をしていると、日常の中に「非日常」が突然割り込んでくることがあります。
先日、勤務中にそんな瞬間に遭遇しました。
いつものように現場周辺の安全を見守っていると、遠くの空に黒い煙が上がっているのが見えたのです。
最初は工事の煙かと思いましたが、煙の勢いが次第に強くなり、ただ事ではないと感じました。
私は作業員の方に断りを入れた上で、すぐに119番通報を行いました。
通報は初めての経験で緊張しましたが、交通誘導警備2級の試験で学んだ「緊急時の対応」や「通報時の伝え方」を思い出しながら、落ち着いて状況を説明できたと思います。
こうした訓練の大切さを、あらためて実感しました。
現場周辺では、火災に気づいた人たちがさまざまな反応を見せていました。
散歩のコースを変えて現場に向かおうとする人、気にはなりつつも「少し遠いから」とそのまま引き返す人、さらには家から出てきて黒煙を眺め、子どもを連れて車で近くまで行こうとする人もいました。
人の反応は本当にいろいろだと感じます。
火の手が上がった方向には、住宅がいくつも建っているようでした。
私は現場に行くことはできませんが、ただ一つ、「どうか誰もけがをしませんように」と強く願いました。
火災というのは、どんな場所でも突然起こりうるものです。
だからこそ、普段から「もしものときにどう動くか」を意識しておくことが大切だと感じました。
後日、ニュースで「けが人はいなかった」と知り、心からほっとしました。
黒い煙を見たあの日の緊張感は今も忘れられません。
警備という仕事は、日常の安全を守る役目を担っています。
その中で、いざというときに落ち着いて動ける力を持つことが、何よりも重要だとあらためて思いました。
<以下、実際のニュース記事のリンク>
(2025.10.27 CHUKYOTV NEWS)



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