赤い棒で人生変わる!? 交通誘導警備員あるある
- sinsirokeibi
- 10月23日
- 読了時間: 3分
「警備員って、立ってるだけでしょ?」――そんな言葉を聞いたことがある人、意外と多いのではないでしょうか。
でも実際に交通誘導の現場に立つと、赤い棒一つで、車も歩行者も動かす“指揮官”になっている自分に気づきます。今日は、そんな交通誘導警備員の日常あるあるをご紹介します。

■ あるある① 信号より目立つ赤い棒
信号機がある交差点でも、赤い棒を持つと不思議なことに車は止まります。ドライバーは「信号も見えるのに、なんで止まるんだろう?」と疑問に思いつつも、従順に止まるのが常。
警備員にとって赤い棒は魔法の杖。この一本で交通を操る達成感は、日常生活では味わえません。
■ あるある② 「歩行者の誘導って簡単そう」と思われがち
「ちょっと棒振るだけでしょ?」友人や家族からよく言われますが、甘く見てはいけません。
実際は、車の流れ、歩行者の速度、工事車両の動き、天候や光の反射…すべてを瞬時に判断しながら動かす必要があります。
赤信号を無視しそうな自転車、スマホを見ながら渡ろうとする学生、そして猛スピードのトラック…まさに「目を光らせる忍者」状態です。
■ あるある③ 「暑さ・寒さ・雨」を全部受け止める
夏は直射日光、冬は凍える風、雨の日はびしょ濡れ…。でも、現場では文句を言う暇はありません。歩行者の安全と車の流れを守るため、今日も赤い棒を振ります。
そのため、警備員の制服は“機能重視”の戦闘服。汗や雨に耐えるため、意外と重装備だったりします。
■ あるある④ 車や歩行者からの反応が意外に面白い
「ありがとうございます」と笑顔で通るドライバー
「なんで止まるの?」と困惑する自転車
子どもに「こんにちは!」と挨拶される瞬間
ちょっとしたやり取りで、現場の緊張感が和らぎます。赤い棒は“交通整理の魔法”ですが、人と人をつなぐコミュニケーションツールでもあるのです。
■ あるある⑤ 赤い棒で自分のリズムも決まる
交通誘導は、ただ立っているだけではありません。手足の動きや誘導のタイミングで、自分の体力や集中力をコントロールしています。
ある警備員は、「棒を振るリズムで一日を乗り切る」と冗談混じりに話していました。確かに、赤い棒を振る速さや間合いで、心も体もテンポよく動かせるのは納得です。
■ あるある⑥ 「人生経験が増える」
交通誘導警備員の現場は、人間観察の宝庫。
高速道路での工事現場では、トラックドライバーのプロ意識を学び
駅前の交差点では、通勤ラッシュで人の流れを読む力が身につき
学校周辺では、子どもたちの予測不可能な行動への対応力を鍛えられる
「赤い棒一つで人生変わる」と言われる所以はここにあります。単なる立ち仕事ではなく、体力・判断力・観察力・人間力が磨かれる職業なのです。
■ おわりに──赤い棒はただの道具じゃない
交通誘導警備員の仕事は、日常の中で見えにくいけれど、安全と秩序を守る重要な使命です。
赤い棒はただの棒ではなく、命を守る魔法の杖。車も歩行者も誘導しながら、自分のリズムも整え、人生経験も積む。
次に交差点で赤い棒を振る警備員を見かけたら、ちょっと立ち止まって笑顔で手を振ってみてください。その裏には、日々人々の安全を守るプロの物語があるのです。



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