【警備部長かく語りき㉘】(ある若者の実話) 「にいさん、これは?」…
- sinsirokeibi
- 7月2日
- 読了時間: 1分

どうも、警備部長です。
今回は小話です。
田舎の警備に行きますと若い警備員が地元の方に喜ばれます。過疎化で若者がどんどん都市部へ出ていき、残ったのはお年寄りばかりだからです。
ある日、S君という20台前半の警備員がそういった現場に行きました。
彼は高校卒業以降、就職が上手くいかず、引きこもっていた青年です。
そこは草刈りの現場でしたので10時、15時には休憩を取ります。警備員もお茶だお菓子だと呼ばれます。非常にありがたいことです。
そのお茶の時間、若い警備員は年配の作業員さんらの打ってつけのおしゃべり要因となります。
年配の作業員さんがS君に話しかけます。
作業員さん「にいさん、どこから来た?」
S君「〇〇からです」
作業員さん「にいさん、酒はやるのか?」
(ぐい、とお酒を飲む仕草をしながら)
S君「いいえ、飲みません」
作業員さん「にいさん、タバコは?」
(タバコを吸う仕草をしながら)
S君「いいえ、吸いません」
作業員さん「にいさん、コレは?」
(小指を立てる仕草をしながら)
S君「小指です」
...高校卒業後、面接で、すべての会社から採用を断られ、4年以上の引きこもり生活。
ゲーム三昧だった……S君。とても純情な子てした。



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