【初心者向け】ビットコインが急落!? トランプ発言で起きたことと、今後どうなるのかをやさしく解説
- sinsirokeibi
- 10月20日
- 読了時間: 4分

「ビットコインがまた下がってる!」SNSでそんな声を見かけて、不安になった人も多いかもしれません。
でも実はこの下落、ニュースを知っていればそれほど怖いものではありません。きっかけは“トランプ前大統領のひとこと”。そして、下がった後にどんな動きがあるのかを知ると、仮想通貨の世界が少しクリアに見えてきます。
この記事では、**「なぜビットコインが下がったのか」「今後どうなるのか」**を、難しい専門用語を使わずにやさしく解説します。仮想通貨初心者でも、今の相場の流れと考え方がすっきり分かる内容です。
■ きっかけは「中国製品への100%関税」発言
ニュースの発端は、トランプ前大統領が「中国からの輸入品に100%の関税をかける」と発言したこと。このひとことで世界の投資家たちが警戒し、株式市場や仮想通貨市場から一気に“リスクを避ける”動きが広がりました。
その結果、ビットコインやイーサリアムなどの価格が一斉に急落。わずか1日で約3兆円分もの取引が「ロスカット(強制決済)」されたとも言われています。まさに、 domino(ドミノ)のように次々と売りが連鎖していったわけです。
■ 「それでも大丈夫」な理由
「やっぱり仮想通貨って危険なの?」そう感じるのも当然です。
けれど、今回の下げは“土台が崩れた”わけではありません。米資産運用会社Bitwiseの専門家によると、今回のショックはあくまで**「一時的な調整」**にすぎないとのこと。
大手取引所(バイナンスなど)は通常どおり稼働
ブロックチェーンの仕組みは止まらず
機関投資家の大きな売り逃げもなし
つまり、仕組みも資金の流れも正常。これは2022年のFTX破綻とはまったく違い、市場はむしろ“耐性”をつけてきていると言えるでしょう
。
■ 投資マネーはむしろ増えている?
驚くべきことに、価格が下がったにもかかわらず、ビットコイン関連の投資商品(ETF)には約4,800億円もの資金が流れ込みました。
普通なら「下がったから逃げる」と考えそうなものですが、プロの投資家たちは逆に「今は買い場」と見ているようです。
ETF(上場投資信託)は機関投資家や大口投資家が利用することが多く、この動きは「長期的にはまだ上を見ている」サインとも言えます。
■ 10月は“上がりやすい”?「アップトーバー」の法則
ビットコインには、毎年のように話題になる“10月効果”があります。過去10年間で9回、10月はプラスで終わっており、平均で約22%の上昇。
そのため、海外では「アップトーバー(Up + October)」と呼ばれています。もちろん、過去のデータどおりに上がるとは限りませんが、今年もいくつかの追い風要因がそろっています。
新しいETFの登場で資金が入りやすい
仮想通貨のルール作り(CLARITY法)が進む見通し
アメリカの利下げ期待で投資マネーが戻りやすい
トランプ氏自身が仮想通貨を支持する姿勢
もしこれらが順調に進めば、下落のあとの反発も十分ありえるでしょう。
■ 今後しばらく注目したいポイント
仮想通貨の価格を動かす要因は1つではありません。これから注目しておきたいのは次の4点です。
ETFへの資金が流れ続けるか → 機関投資家の買いが続けば、市場の信頼が強い証拠。
取引量(オープンインタレスト)の回復 → 活発な取引が戻れば上昇の兆し。
法律や規制の進展 → 安定したルールができるほど、市場が安心して成長できる。
株式・金利など他市場の動き → 世界経済が落ち着けば、仮想通貨も回復しやすい。
■ まとめ:「短期の下げ」に惑わされないこと
今回のトランプ発言による下落はたしかにインパクトがありましたが、システムが壊れたわけでも、資金が逃げたわけでもありません。
むしろ、「少しのニュースで市場がどう反応するか」を知る良いきっかけになったとも言えます。
ビットコイン市場はまだ発展途上。上がったり下がったりを繰り返しながら、少しずつ成熟していく段階です。
焦らず、ニュースの背景を理解しながら見守ることで、「仮想通貨って意外とちゃんとした仕組みなんだ」と感じられるはずです。



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